年末年始のお知らせと冬のぜんそく対策

コロナ明けの今年もいよいよ年末となりました。

寒い時期は、冷たい空気を吸うことによる刺激や、エアコンや結露によるカビ、風邪などの呼吸器感染症によって、喘息が悪化しやすい時期です。定時吸入薬(ICS、吸入ステロイド)は治療だけでなく喘息予防効果がありますので、咳が出なくても定時にお続けください。

ちなみに、咳が他で治らず当院を受診された方の多くは改善しますが、時々、改善しない方がいらっしゃいます。最近何人かに吸入薬メーカー提供の「吸入練習器」でお試しいただいたところ、正しく・十分に吸入できていない方がいらっしゃるようです。吸入はしっかり強く、ゆっくり3つから5(秒)数える程度、長く、深く、吸入する必要があります。もし十分吸えていないと想ったら、(吸入器のセット動作をせずに)再度吸入して下さい。


またコロナの規制解除以来、マスクを外したままの方も多く見かけますが、この時期は風邪流行期ですので好ましくありません。現在厚労省の定点観測データ(12/22)によると、インフルエンザ29.94、新型コロナ4.15とインフルエンザがコロナの10倍近い流行です。他にいわゆるプール熱(咽頭結膜熱)や溶連菌感染症も例年より多いとのことです。この時期こそマスクと手洗いを励行しましょう。

既にインフルエンザは流行中また予防注射は効果が出るまで2週間~必要ですが、大和市は1月末までインフルエンザ予防注射の公費補助を延長しました。市民で対象の方はお電話にてお問合せ下さい。

なお誠に勝手ながら当院は12/27(水)から1/4(木)まで年末年始休診となります。万一具合が悪くなられた方は、大和市の休日夜間診療の案内をご参照下さい。

では良いお年をお迎えくださいませ。


https://www.city.yamato.lg.jp/gyosei/soshik/15/iryo/kyukyuiryo_kyujitsuyakannoiryotaisei/6697.html

山口医院

神奈川県大和市、小田急江ノ島線鶴間駅徒歩3分、小田急線・相鉄(相模鉄道)線大和駅の隣駅。地域とともに二代目の呼吸器内科・内科クリニックです。咳や痰や息切れ息苦しさでお困りの方、喘息(ぜんそく)や肺気腫等のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の専門的診療治療、かかりつけ医として高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、高尿酸血症(痛風予備軍)の診療治療、健康診断、成人のワクチン接種等行なっています。