夏休みのお知らせと脱水・熱中症対策

誠に勝手ながら当院は8/9(水)から8/17(木)まで夏季休診致します。

さて、立秋過ぎましたがまだまだ酷暑が続きそうです。熱中症対策に水分とともに塩分補給の重要性が言われる近年ですが、「飲みすぎ、不適切な飲み方」は逆に不調を招いたり、特に心臓病や腎臓病を悪化させるおそれがあります。

「OS-1やスポーツドリンクは、大量の汗をかいたり下痢などで脱水の時に利用し、そうでないときは避けてください。塩分、糖分の取り過ぎになります」

「大量発汗や下痢などではない通常時は、塩分を含まない、できるだけ糖分の少ない飲み物を適宜飲んでください」

糖分塩分やカフェインを含まない麦茶などがお勧めです。服が濡れるほど汗をかくようなら、一日1L以上水分をとるよう心がけましょう。ペットボトルの飲料で甘みのあるものは、500mlで200Kcal、ご飯一膳分近いカロリーないしそれ以上になる場合があり、飲みすぎると高血糖を起こすリスクもありますので、飲みすぎに注意しましょう。


また近年よく見かける手持ち扇風機(ハンディファン)は、あまりの酷暑に逆に熱中症を招くリスクが近年言われています。涼しくないと思ったら使用せず、冷房のある場所に移動しましょう。うちわは、自然な発汗を自然に蒸散させるので見直したいものです。

ご家庭ではエアコンを効率よく効果的に利用し、酷暑を乗り切りましょう!

なお台風そしてカビ・ダニのシーズンです。喘息は花粉症と同じくアレルギー疾患なので、アレルゲン暴露で悪化、再発しやすい時期です。具合が悪いと感じたら、ぜひ早めの受診と吸入薬(ICS、吸入ステロイド合剤)使用をお勧めします。


参考:「めんつゆ水」昨年の記事です

https://m.amebaownd.com/#/sites/1643381/posts/editor/36149926

山口医院

神奈川県大和市、小田急江ノ島線鶴間駅徒歩3分、小田急線・相鉄(相模鉄道)線大和駅の隣駅。地域とともに二代目の呼吸器内科・内科クリニックです。咳や痰や息切れ息苦しさでお困りの方、喘息(ぜんそく)や肺気腫等のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の専門的診療治療、かかりつけ医として高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、高尿酸血症(痛風予備軍)の診療治療、健康診断、成人のワクチン接種等行なっています。